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私は大学で機械工学を学んでいましたが、農業に関連する分野に興味があったことと、全く違う分野に飛び込むのも面白いと思い入社しました。
配属されて最初に感じたのは、職場の雰囲気が非常に明るく、皆さんが生き生きとしていると言うことです。私は人見知りする方なのですが、非常にスムーズに職場になじめたのも、仕事以外でもいろいろと声をかけてもらえて、お互いに対する気遣いというか、暖かさを感じたからだと思います。
私の所属する愛媛肥料工場は、化成肥料を始め、液体肥料、被覆肥料、被覆配合肥料、農薬入り肥料など、各種の肥料を製造しています。私は、その中で被覆配合肥料の生産管理・品質管理、液体肥料の起業計画・製造技術改善を主に担当しています。具体的には、[1]各種肥料の製造基準書・作業基準書等の作成、[2]肥料原料および製品の品質分析(肥料成分、原料物性等)、[3]新規開発品の品質検討(試験製造、品質分析等)、[4]製造作業効率の改善(作業内容解析、設備改善等)といった業務になります。
仕事を進めていく上で最も強く意識しているのは、自分が生産部門に属していると言うことです。生産部門の役割は、大きく分けると、安全を守る、生産性を高める、品質を高める、原価を低減する、納期を守る、モラールを守る、となります。何よりも安全が最優先されること、普段の生活から安全意識を高めていく活動をしているという点は、他の部門と大きく異なります。個人的には、化学品を扱う業界は初めてですので、化学に関する基礎知識や、製造設備に関する知識、安全関連の法律など、勉強しなければならないこともたくさんあります。
また、工場は生産現場の人を動かす仕事ですから、報告−連絡−相談を確実に行うことが非常に重要になってきます。以前に報連相を怠ったためにこんな失敗をしました。被覆配合肥料に使用する原料が品質面で問題があった時に、生産現場の方と十分に連絡が取れていなかったために、問題のある原料を使用して被覆配合肥料の製品を作ってしまいました。製品は全て廃棄処理になり、原料、人件費、時間など多くを失い、多くの方にご迷惑をかける結果になりました。
そのような失敗をしながらも、自分達の工場で作ったものが市場に出たときは、やはりモノを作る喜びを感じます。私が担当している被覆配合肥料は家庭園芸向けということもあり、近くのホームセンターに製品が並んでいます。商品棚に並んでいる品を実際に手にとって見たときは、充実感、達成感がありました。
肥料業界は、農家の高齢化・大規模化に伴い、市場は縮小傾向ですが、高機能・高品質な肥料への要求は日々高まってきています。環境は厳しくなりますが、当社の保有する肥料製造技術は、業界の中でも高い水準にありますし、長年の経験で培った高度な肥料製造技術を保有する先輩方もいます。愛媛肥料工場は、住友化学発祥の事業所でもあり、伝統ある職場で働けることを誇りに思い、やりがいのある仕事が出来ることを嬉しく思います。 |